2013-01-01から1年間の記事一覧

愛の夢とか/川上未映子

結構前に、未映子嬢「愛の夢とか」読了しました。 こういう感覚的短編が、この作家さんには合っている様な気がするよ。 いちばん好きだった、「アイスクリーム熱」。 なぜか頭の中で、主人公の女の子が読者モデルのAMOちゃんでドラマ再生された。アイスク…

ギャンブル/椎名林檎

今でこそ洗練されてきらびやかなイメージであるけれど、 出現当初の椎名林檎と言えばまるっきりの際物系解釈ばかりがされていました。 メンヘラ御用達と言うようなイメージも今よりずっと深かった。 体調を崩してしまい、そんな中聴く初期〜中期椎名林檎は特…

映画「ヴァイブレータ」 (とてもネタバレ)

お久しぶりです。 もっとずっと書いていない気がしたんだけど、見てみたらまだ3ヶ月程度の停滞だったのですね。それほど、濃密な3ヶ月ではありました。GW前に書いたものが未だアップされないままだったので、すこし加筆してあげてみます。 映画の話。 *…

椎名林檎「ありあまる富」

義務教育を受ける前後の段階から老いるに至るまで、本来道徳の規範みたいなものは一貫しているはずである。それでも歳を重ねるに従ってそのグレーゾーンだったり許容の範囲が広がっていくのはその方が生き易いからで、同時にそうしなければ世の中が廻ってい…

高橋優「ボーリング」

大変遅くなったが、やっとで「僕らの平成ロックンロール②」を手に入れるに至った。 全体を通してはちょっと評価しかねるのだが、総じて箭内さんってやっぱり広告、コンセプトの人間であって音楽プロデューサーではないのだなと痛感するミニアルバムであった…

三浦しをん「きみはポラリス」

文学は虚学である、というのは、文学部出身者なら結構な割合で言われた経験があるのではないかと思う。 わたしは卒業した大学が理系中心大学だったので特に、そういう肩身の狭い思いをさせられることがしばしばあった。 「文学部の論文って何するの?w」と…

母体回帰もしくは赦しとしてのNOT FOUND

学生時代の自分が知ったら心底驚愕すると思うのだけれど、今度のMr.children@宮城のツアーに参戦することになっ(てしまっ)た。ap bank fes '12以来ミスチルに触れる機会が多くなり、やはり恒常的に聴くわけではないが、名曲をたくさん作っているのだなあ…

第36回日本アカデミー賞予想

去年に引き続き、今年もこの企画を勝手にやっちゃいます。毎年同じことを書いている気がするのだけれど、1年間の主要映画や各俳優のダイジェストみたいなのをやってくれる日アカが好き。以前は「日テレの日本アカデミー賞」という印象がすごくて正直……と思…

知らない/星野源

残りわずかの時間だけれど、今日は星野源ちゃんのお誕生日。 自分と1日違いなので、よく覚えているよ。 おめでとうございます。 SONGSを観た。MUSICAもロッキンオンも読んだ。可愛いしおりも手に入れた。 星野源という男の人は、生活の苦しいこ…

言い古されたことかもしれませんが、ほぼ日手帳の話

あけましておめでとうございます! 年末に諸々1年のまとめを書こうー、と思ったまま、お正月休みに入り、うだうだと充実した寝正月ライフを満喫(ほんと、あれだけ寝て食べて飲んでテレビ観て家族と喋ってしかしてないお正月は久々です。珍しく大きなお買い…