カネコアヤノ「光の方へ」

youtu.be なんて最高なの。もっと早くに知ってたかった。 でもいつ聴いても、カネコアヤノにはいじらしい慕情が在る。 僕だけの命 チューブのチョコレート みたいに けち臭く どうしたらこんな美しい言葉を綴れるんだろう? 壊れそうだよな 僕ら 次の夜には…

chara+YUKI「楽しい蹴伸び」

youtu.be ライブ中止になっちゃって悔しいけど、 楽しい蹴伸びの美しさは変わらないからみんなに聴いて欲しい、観てほしい。 わたしがこのPVでたまらないなと思うのは、 2人の「手」です。手。 いろんな人生の酸いも甘いも経験して、それら全部自らの手で払…

aikoのプレイリスト 〜サブスク解禁に寄せて

現代の名工、邦楽界の宝、俺たちのaikoの音楽がいよいよ、サブスクリプションで解禁になりました。本当に革命だと思う。。 今の30代を中心に、この人の曲に心を救われていない女性はいないのではないかというくらい。それくらい日本女性(いや、男性もだな)…

今泉力哉「愛がなんだ」

なんと5年以上ぶりの更新です。 5年の間にわたしは働く場所が変わり、少しだけ痩せたり太ったり、心も身体もいつの間にか身軽になったような気がして、そして30代になりました。 昔よりもずっと心置きなく、「今楽しいです」と心底言える気がする。 また好…

山田詠美 「風味絶佳」

鬼のように久方ぶりの更新。 皆さんお元気でいらっしゃいましたか。わたしはすこぶる元気でした。あいも変わらずだらだらと本とか映画とか音楽を手にしては穏やかに生かされている毎日。 久しぶりですが、何の前触れもなく本の感想を書き連ねたいと思います…

綿矢りさ「蹴りたい背中」

科学やテクノロジーが進歩すればするほど、それに伴う人間のこころをいかにしていくかという問題になる。 そのときに役立つのが、人文科学なのです。 理系分野が発展すればするほど、本来人文とは発展し必要とされていくものだということを断言します。とい…

今一度「ナラタージュ」/島本理生

島本理生「ナラタージュ」で検索をかけてこのブログに行き着いてくださる方が結構多いようなので、 畏れ多くも再掲。 島本理生「ナラタージュ」 ※核心まで激しくネタバレ - ぶんかけいのひびのきろく 発売から結構経っているし、この記事自体を書いてからも…

愛の夢とか/川上未映子

結構前に、未映子嬢「愛の夢とか」読了しました。 こういう感覚的短編が、この作家さんには合っている様な気がするよ。 いちばん好きだった、「アイスクリーム熱」。 なぜか頭の中で、主人公の女の子が読者モデルのAMOちゃんでドラマ再生された。アイスク…

ギャンブル/椎名林檎

今でこそ洗練されてきらびやかなイメージであるけれど、 出現当初の椎名林檎と言えばまるっきりの際物系解釈ばかりがされていました。 メンヘラ御用達と言うようなイメージも今よりずっと深かった。 体調を崩してしまい、そんな中聴く初期〜中期椎名林檎は特…

映画「ヴァイブレータ」 (とてもネタバレ)

お久しぶりです。 もっとずっと書いていない気がしたんだけど、見てみたらまだ3ヶ月程度の停滞だったのですね。それほど、濃密な3ヶ月ではありました。GW前に書いたものが未だアップされないままだったので、すこし加筆してあげてみます。 映画の話。 *…

椎名林檎「ありあまる富」

義務教育を受ける前後の段階から老いるに至るまで、本来道徳の規範みたいなものは一貫しているはずである。それでも歳を重ねるに従ってそのグレーゾーンだったり許容の範囲が広がっていくのはその方が生き易いからで、同時にそうしなければ世の中が廻ってい…

高橋優「ボーリング」

大変遅くなったが、やっとで「僕らの平成ロックンロール②」を手に入れるに至った。 全体を通してはちょっと評価しかねるのだが、総じて箭内さんってやっぱり広告、コンセプトの人間であって音楽プロデューサーではないのだなと痛感するミニアルバムであった…

三浦しをん「きみはポラリス」

文学は虚学である、というのは、文学部出身者なら結構な割合で言われた経験があるのではないかと思う。 わたしは卒業した大学が理系中心大学だったので特に、そういう肩身の狭い思いをさせられることがしばしばあった。 「文学部の論文って何するの?w」と…

母体回帰もしくは赦しとしてのNOT FOUND

学生時代の自分が知ったら心底驚愕すると思うのだけれど、今度のMr.children@宮城のツアーに参戦することになっ(てしまっ)た。ap bank fes '12以来ミスチルに触れる機会が多くなり、やはり恒常的に聴くわけではないが、名曲をたくさん作っているのだなあ…

第36回日本アカデミー賞予想

去年に引き続き、今年もこの企画を勝手にやっちゃいます。毎年同じことを書いている気がするのだけれど、1年間の主要映画や各俳優のダイジェストみたいなのをやってくれる日アカが好き。以前は「日テレの日本アカデミー賞」という印象がすごくて正直……と思…

知らない/星野源

残りわずかの時間だけれど、今日は星野源ちゃんのお誕生日。 自分と1日違いなので、よく覚えているよ。 おめでとうございます。 SONGSを観た。MUSICAもロッキンオンも読んだ。可愛いしおりも手に入れた。 星野源という男の人は、生活の苦しいこ…

言い古されたことかもしれませんが、ほぼ日手帳の話

あけましておめでとうございます! 年末に諸々1年のまとめを書こうー、と思ったまま、お正月休みに入り、うだうだと充実した寝正月ライフを満喫(ほんと、あれだけ寝て食べて飲んでテレビ観て家族と喋ってしかしてないお正月は久々です。珍しく大きなお買い…

足らざるを知れって言いたいの。(取るに足らないことごと)

昨日の夢は2本立てで、久しぶりに観たあとの虚脱感みたいなのがあった。 ひとつは尊敬している作家さん(という設定、たぶん実在しない)が常日頃からよく嗜んでいるというお風呂があって、何かと思って覗いてみればバスタブ一面に規則正しく並ぶ物々。じっ…

星野源「エピソード」「ばかのうた」

うかうかしているうちに、12月になってしまった。世間で言う新年と年の瀬のあいだの体感速度が、ここ数年でどんどんどんどん速くなる。こうやって恐らく年を重ねていく。 そんな中、寒くなるとやはり訃報が増えますね。こころなしか。 中村勘三郎のニュー…

(an imitation)blood orange

ここにきてまた、ミスチルが幅を利かせてきている(わたしの中で)。 [(an imitation) blood orange](初回限定盤)(DVD付)アーティスト: Mr.Children出版社/メーカー: トイズファクトリー発売日: 2012/11/28メディア: CD購入: 20人 クリック: 517回この商品を…

power of love

寒くなると途端にaikoが聴きたくなる。 重いことも往々にしてあれど、aikoの歌詞がとても好き。 aikoの音楽は、いつもどこかの恋愛にぴったりと寄り添っている。気に入っているフレーズなど、おぼえがき。 憧れを愛に変えたとき 何かが破れて壊れた 胸をえぐ…

2012年に観た映画おぼえがき

そろそろ今年度の日アカ締め切りの季節。 だからというわけではないが、2012年も残すところ1ヶ月ほどとなってしまったし、せっかくなのでこの1年で映画館に足を運んだ作品(新作)を列挙してみる。ついでに、観そびれたのでレンタルでリベンジしたい作…

おかざき真里「サプリ」

このあいだドラマの方のサプリの話を書いていたら、すっかり原作を読み返したい気持ちになってきた。というわけで、早速借りてきて読みました。 ドラマとは全然違う話なんだよねこれ。仕事というものが大前提としてあって、それを軸にどう生きていくか、とい…

そういえばそうだそのとおり

先日、読書家の知人と話していたときのふとした会話。 知「宮本輝は読んだことある?」 私「青が散るなら遠い昔に」 「どうだった?」 「あんまり記憶にないけど、好きなほうではなかったかも。若い頃に読んだからなんとなく苦手な印象だった」 「そっか。自…

島本理生「ナラタージュ」 ※核心まで激しくネタバレ

好きな本は何か、と尋ねられれば、春樹はじめ数限りなくの本を挙げることができる。 けれど何度も何度も読んだ本のナンバーワンは何か、という問いならば(学術研究などに使った本以外でね)、断トツでこの本になるであろう。 ナラタージュ (角川文庫)作者: …

すきすき連ドラ ぱーとわん(たぶん)

このあいだドラマのことを書いていたら、昔に観たものたちの記憶がどんどんとよみがえってきた。 秋の夜長、あのドラマこのドラマに思いを馳せるのもよいものです。(´・ω・`)昨年あたりからまた「毎週きちんとドラマを観る」というクラシックな習慣に目覚め…

この秋のドラマなど

今期のドラマ、星取表までのレベルに達していませんが、結構観ています。 今期は華やかで視聴意欲の高まるものが多くていいね。 第一話を観たというところで言えば、★PRICELESS ★ゴーイングマイホーム ★東京全力少女 ★ドクターX ★レジデント ★結婚しない ★匿…

映画「夢売るふたり」 ※盛大にネタバレ

間に落語の話を挟んでしまったけれど、映画2連チャンの2本目、夢売るふたり。 「ゆれる」で一躍邦画界のホープとなった西川美和監督の最新作です。ゆれる [DVD]出版社/メーカー: バンダイビジュアル発売日: 2007/02/23メディア: DVD購入: 3人 クリック: 216…

映画「鍵泥棒のメソッド」

勢いでもう一本、書いちゃいます。 ここまでずっと盛大にネタバレするレビューをしてきたくせに何なのかと言われそうですが、今回はネタバレ一切なし!! この作品はバレこそ致命傷であるので、内田信者のわたくしとしては未視聴者の皆様の歓びを第一に考え…

そういえば落語にいよいよ手を出したこと

何かひとつ書き忘れてることあるなあ、と このところ思っていて、さっき何気なしにHDDの整理をしていたら情熱大陸の桂文枝師匠の回がたまたま出てきた。それでああそういえば夏に落語を初めて聴きに行ったというのがそれであったと思い出した、ので、簡単な…